配信する若手俳優

前回の記事にも書きましたように・・・
コロナウイルスの影響で推しが舞台に立てない!
その中で、推しはいろんな活動をすることで、私たちにそのお姿を届けてくれました。

もちろん、そんな自粛中の活動の中で一番盛んなのが『配信』です。
俳優としての仕事を家でも手軽に、そしてリアルタイムに届けることのできる配信。
今回はこの『配信』について、更に詳しく書いていきたいと思います。

自粛の影響により配信をする俳優が増えた

もともと、自粛前であっても俳優が配信、生放送として番組を持つことは珍しくありませんでした。
声優さんが声のラジオを持つなら、俳優さんは顔出しのネット番組、といった具合ですね。

このご時世でそれが更に増え、そして自宅にいる時間が長くなったため急きょ配信決定、なんてことも多くなりましたね。
最近の夜の予定はライブ配信視聴でいっぱいです。

そんな俳優が行う配信については、大きく分けて2種類あります。
・収録スペースがあり、どこか制作会社が番組スタッフとして参加しているもの
・完全に個人として、自宅など様々な場所で俳優たち自らのスマホで行われるもの

1つ目は、どちらかというと『お仕事』の色が強いのではないでしょうか。
カメラマン、音声さん、構成作家さんなどが入っている『番組』というイメージが強いです。

2つ目は、前者に比べてお仕事感は薄まります。
「個人的に今から配信するよ」といったノリで、俳優個人が時間も話も決めている、いわゆるアマチュアと同じような手段で配信されます。

これらには課金ができるかどうか、という部分も違いとしてあり、1つ目のパターンですと、課金できる仕様になっていることが多いようです。

お仕事としての配信サービス

配信サービスの種類はたくさんありますが、『お仕事』配信にあたるであろう配信サービスは主に以下の通りになると思います。

・ニコニコ生放送
・ONSTAGE
・ZOOM
・LINELIVE
・Youtubeライブ

ニコニコ生放送

これは世代を問わず、名前が知れ渡っているのではないでしょうか?
それとも、最近の学生さんにはもう馴染みがないものだったりするのでしょうか・・・?

これは完全にお仕事配信ですね。
数台のカメラ、音声さん、構成作家も揃っており、ニコニコといえばどちらかというと声優さんの領分であった気がしますが、昨今ではキャストサイズ関連を筆頭に、俳優さんたちがレギュラー番組を持つようになりました。

もちろん録画配信のものもありますが、生放送も増えてきたようです。
生放送だと出演者がみんな同じスタジオにいなくてはいけないという難点がありますが、キャストの間に衝立を立てて正面から全員が映る様に配信、といったなかなか珍しい絵面も観られました。

特徴として、ほとんどの番組が番組の有料会員でないとフルで見られないことです。
無料で見れる時間は番組によって異なり、最初の10分、30分は無料でも観られる、という場合もあります。
アーカイブ(タイムシフト)はもちろんプレミアム会員、もしくは番組有料会員のみが視聴可能となります。

ONSTAGE

主に舞台俳優を推している方には馴染みがあるのではないでしょうか。
こちらは月イチ、また隔月など番組によって異なりますが、定期的に配信がある番組と、ONSTAGE主催の不定期、出演キャストも決まっていない特別配信とがあります。

ONSTAGEでの配信は市長にお金がかかることはありませんが、配信中に壮大な課金戦争があったりします。
ランキング上位者には推しからのプレゼントがあることがほとんどなため、ここでお金を溶かしてしまうポイントではないでしょうか。

ONSTAGEのほとんどの番組はアーカイブが残り、アーカイブは有料になります。
撮影場所はほとんどの場合がレンタルスペース等のセットで行われます。
間に会社が挟まってはいるものの、撮影はスマホでできたりなど、配信側からも手軽に配信できるようになっていて、私の界隈では利用している俳優をよく見かけます。
視聴者側としてもアプリをいれるだけで見ることができ、とてもお手軽です。
PCで観れないのは若干残念ですが・・・、トラブルの対応も迅速だし、プレゼントの連絡も迅速かつ丁寧で個人的にはONSTAGEさんには好感を持っています。

ZOOM

最近はとても有名になりましたが、少し前まではあまり馴染みがなかったのではないでしょうか!
かくいう私も、最初は俳優さんの配信ではなく仕事のミーティングで使うと言われて存在を知りました。
このコロナウイルスの影響で在宅勤務が推奨されている中でおそらく一番活躍しているアプリでしょう。

そもそもZOOMとは、スマホ、iPad、PCからの配信に対応しており、自撮りカメラにより顔を見せ合いながら話ができるコミュニケーションアプリです。
本来、配信という形であまり見る事がありませんでしたが、昨今の世情によって一番いい方向へと変わったサービスではないでしょうか。

このアプリは通話相手が、例えば4人なら画面が4分割され、全員の顔が映る仕様になっています。
配信ではこの全員が映る画面を、我々に共有してくれる、という形になります。
このアプリには入室の為のURL、パスワードが必要になります。
それを使い、俳優が通話している部屋をイベント会場と見立て、一般のイベントのようにチケットを購入してもらい、購入したファンに入室URLとパスワードを受け渡す形がZOOM配信の基本となってきました。
ZOOMには課金制度はないようで、トークイベントのように俳優の話を聞く、という形になります。
配信専用アプリではない為、番組を録画しない限りアーカイブ等の記録は残りません。

LINELIVE・Youtubeライブ

この2つは「お仕事系配信サービス」か「個人系配信サービス」か、微妙なポジションではあるので、どっちに分類するか少し悩みました。
セットやスタッフは必須ではなく、自分の家からでも配信できるため、後者に近いと思ったのですが、『課金』の観点からこちらに分類させて頂くことにします。

後者のものにも課金のできるサービスはあるのですが、LINELIVEやYoutubeライブを使う配信の場合、きちんと『企画元』があり、何月何日何時からやります!と打ち出すことが多いように思います。
そのため、どちらかというと番組に近い感じですね。

LINELIVEにはLINELIVE公式が運営する番組があり、そういった場合には制作スタッフに囲まれた『番組作り』をしますが、実は個人での配信もOK。
そして名前の通り、わたしたちのLINEアカウントさえあれば見られるためかなりお手軽。
こちらはランキング制度があり、プレゼントがもらえたりなど課金戦争も。
アーカイブもほとんどが誰でも見れるため、ありがたい仕様になっています・・・。

Youtubeライブは「スーパーチャット」通称スパチャという仕組みで課金が可能。
こちらは配信者や実況者よりのように感じますが、この在宅ムーブで舞台を無料配信したついでの生配信などはYoutubeで行われることが多いように感じます。
アーカイブはそのまま動画としてあげられることが多いようです。

まとめ

以上、ここまでは『お仕事』配信について書いてきました。
ではでは、次の『個人配信』についても見て行きましょう!
後編へ続く―――――――――――――――!!!!!!

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