今回は人気作品ミュージカル「刀剣乱舞」の物吉貞宗役で注目され、2018年の年末にはNHK紅白歌合戦にも出演し、最近ではMANKAI STAGE『A3!』の佐久間咲也役も演じた、横田龍儀さんについてお伝えしていきたいと思います。
初・2.5次元作品は…ミュージカル「刀剣乱舞」
2.5次元作品のファンとして忘れてはいけない作品と言えば、ミュージカル「刀剣乱舞」です。
この作品で刀剣男士を演じた多くの俳優は、今や舞台だけでなく映画やドラマ、バラエティ番組でも見かけるようになり、お茶の間でも話題になっていますね。
横田さんが演じる物吉貞宗が初めて登場したのは、2017年「三百年の子守唄」でした。
物吉貞宗キャラクターを演じる為にしていた努力とは?
喜怒哀楽が激しいキャラクターを意識して主さま(観客)たちにも共感できるように演技するようにしたいと、ゲネプロでの囲み取材で緊張しながら答えている横田さんの姿は初々しいです。
大きな瞳に小柄な体型で可愛らしい見た目の横田さんですが、声が結構低めで最初は驚かれる事が多いという横田さん。
物吉の可愛らしいイメージを崩さないように、演じる時は普段より高い声を出しているんだそうです。
また、物吉というキャラクターは「幸運を運ぶ刀」である特徴があるため、横田さんは他の刀剣男士が話す場面でも自身の表情に気を付けていたようです。
ミュージカル「刀剣乱舞」のオーディションは他と少し違う?
2.5次元作品の要になるもの…それは「見た目」です。
アニメやマンガ、ゲームが原作である限り、ファンが求める要素はキャラクターにどれだけ似ているか?が大切になってきます。
その代表がミュージカル「テニスの王子様」です。
公式HPで公開される新シリーズにおいて、それぞれのキャラクタービジュアルに対するファンの反応は、演じるキャストもかなり意識しているようです。
ただ、ミュージカル「刀剣乱舞」に関しては少し違うところもあるようで…見た目も大事ですが、「キャストが持っている本質がキャラクターと一致しているか?」も、大変重要な要素としてオーディション時に見られるようなんです。
横田さん演じる物吉貞宗を見てみると…小柄で可愛らしいのは本人と一致してます。
本質的なところを見てみると…素直で礼儀正しく献身的なキャラクターである物吉は、横田さんの日ごろのインタビューの発言やブログやツイッターの文章から感じられる本質に近いように思います。
紅白歌合戦出場で…ふるさとが大騒ぎに?!
横田さんの出身地は福島県川内村という所です。
2011年東北地方を襲った地震・東日本大震災によって影響を受けた区域のひとつです。
2019年3月11日の横田さんのブログは、読んでいると込み上げてくるものがあります。
ふるさと福島県を愛する横田さんは、福島の地域で放送される多くの番組に出演し24時間テレビにも、福島中央テレビの番組を通して参加していました。
横田さんは2019年の再演「三百年の子守唄」初日の囲み取材での質問「紅白歌合戦を振り返って…」で、NHK紅白歌合戦の出場が決まった時に川内村の防災無線でお知らせされてその事を知ったと、笑顔で語っています。
ふるさとの温かさと、そのふるさとへの想いを感じられるエピソードですね。
MANKAI STAGE『A3!』の佐久間咲也を全力で演じる横田龍儀に胸キュン!
イケメン役者育成ゲ-ム「A3!」を舞台化したこの作品はアプリファンを中心に話題となり、2.5次元作品でも人気の作品となっています。
この作品で佐久間咲也というキャラクターを演じている横田さんは主役であり、座長を兼任しています。
初の座長としての意気込みを聞かれた横田龍儀の真面目さに胸キュン!
本シリーズは、MANKAIカンパニ-の各組(春・夏・秋・冬)の旗揚げ公演までを描いたトライアルとも言える第1部が終了し、本公演では春組を描く作品として…第2回公演「不思議の国の青年アリス」や第3回公演の「ぜんまい仕掛けのココロ」の2スト-リ-を展開し、ファンの期待に応えてきました。
横田龍儀さんは初の座長として「春夏公演をやって、秋冬公演をやってからの、初めての単独公演。(春なので)僕たちが始まりの季節なので、それを皆さんにしっかり届け、春組をさらに愛してもらえるように頑張っていきます」と、意気込みをファンに伝えていました。
開幕直前に開かれた囲み取材では「1幕2幕で色がガラッと変わるので、ひとつの舞台で二度楽しめます。衣装も本当にかわいい。涙あり笑いありの超大作です!」と作品の魅力をアピールしました。
彼の長所である「本当に真面目」なところが、このインタビューにも表れていると思います。
春組単独公演で更に人気急上昇中!
「咲也くんは、初心者だったのに、2回、3回って舞台を経験することで急成長してきました。その急成長していく姿を見て、僕自身が抜かれそうだなってプレッシャーを感じてます(笑)。だから、咲也くんに負けられないな、というのが正直な気持ちです。思い入れがあるというよりは、「負けたくない」。エーステを通して僕自身も咲也くんも一緒に成長していきたいです。」と、春組の単独公演への意気込みを伝える横田さんの視線は、とてもまっすぐでした。
「SPRING & SUMMER 2018公演」の大千秋楽を迎えた時を振り返ってどんな思いでいたか? を記者に聞かれた横田さんは、当時の不安だった気持ちも明かしています。
「僕、初めてリーダーという立ち位置をやらせていただいたんですよ。だから、正直なところ、最初は怖くて不安だなって気持ちがあったんです。」
座長という立場で不安だったと同時に仲間の支えを感じ作品の中で咲也を演じる事の楽しさを「稽古や本番を通して、みんなにすごく支えてもらっていることを感じて、大千秋楽には、そんな気持ちはなくなって、まだまだやりたいって思うようになっていました。だから、今回の公演(単独公演)をできることがすごく嬉しくて、楽しみなんです。」と答える横田さんの笑顔が、また可愛くてたまりません。
一生懸命で可愛い横田さん率いる春組は単特公演を経て人気も鰻登りです。
どうしても「仮面ライダー」になりたくて…
2.5次元作品に出演している若手俳優の中では「子どもの頃の夢」が「仮面ライダーになる事」という方が多くいるように思います。
先日、紹介させて頂いた「有澤樟太郎」さんもその一人ですが、なんと今回魅力をお伝えしている横田龍儀さんも「仮面ライダーになりたい!」という夢を持っている一人なんです。
ブログの最後に必ず書かれている一文
ファンの間では当たり前の事ですが、横田さんの公式ブログを読むと最後に決まって出てくる一文があります。
それは「絶対仮面ライダーになるぞ!」です。
仮面ライダーになる事はずっと目標のようで、ある時のブログにも「絶対、仮面ライダーになって子ども達に『あ! 仮面ライダーのお兄ちゃんだ』と言われたい」と書いています。
最近は1シリーズに多数の仮面ライダーが出てきたり年齢も様々なので、この夢は叶うかも知れませんね。
映画「宇田川で待っててよ。」で初の女装に挑戦してみて思った事は?
人気ボーイズラブコミックを映画化した「宇田川で待っててよ。」が公開されたのは2015年です。
黒羽麻璃央さんと横田龍儀さんのダブル主演の2人がジュノンボーイコンテストの出身であり、その2人が演じるのがボーイズラブコミックでも人気である作品の映画実写化である事が、ファンやメディアの話題となりました。
中でも注目されたのが八代役を演じた横田龍儀さんです。
まだ代表作の出演がなく無名に近い横田さんがチャレンジしたのが、自身も初となる「女装」でした。
2月に撮影…過酷な中で薄手のワンピースを体験
上京して2,3年で渋谷で女装…というすごいシチュエーションだったと、初公開時にインタビューで答えた横田さんは「女性は普段から寒い中でもオシャレのために頑張っているんだなぁ。スゴイなぁと思いました。」とファンを沸かせました。
初の女装を体験した横田さんは女装した自分を客観視して演技するよう努力されていたようです。
「…女装しているのが自分じゃない人を見ている感覚でしたね。」と撮影時に感じた今までに無い不思議な気持ちを抱いていた事を明かしています。
自分の女装姿を見て…びっくり! いろいろな発見をした横田龍儀
横田さんは自分で映像を見ても「かわいい」と思った事や、それを具体的に思ったシーンが『百瀬が百瀬の姉に八代の女装を見られて、キモって言われて逃げた後百瀬にキスされそうになった時の表情』だった事を、公開記念の舞台挨拶で話しています。
映像のチェックなどをし映画撮影が進む中で「メイクされた自分の顔が母親にそっくりだった」事に驚いたという横田さんですが…公開記念トークイベントで映画のワンシーンの画像が出てくると「俺、こんなに足…綺麗なんだ!」と自身もびっくりしています。
横田さんのメイクした顔がお母様にそっくりという事は横田さんのお母様も可愛らしい方なのかな? と想像してしまいます。
まとめ
今回は横田龍儀さんについてお伝えしました。
真面目で一生懸命、そして「仮面ライダーになる」という大きな目標を持っている横田さんは、何より自分が有名になり、ふるさとのみんなの為に何かしたいという想いが強いようです。
これからも、多くの作品で成長し活躍していく横田さんを応援していきたいと思います。