跡部王国貯金箱

推しがいる生活って、本当に楽しいものです。ただ、ひとつだけ問題があるとすれば、それは「お金が貯まらないこと」。

貯金しなくちゃと思いつつ、給料が出るとつい推しのために使いきってしまう……気がつけば今月もピンチ!なんて方も多いのではないでしょうか。

そんな我々に必要なのは、推しがいるオタクだからこそできる貯金術です。「推しのためなら何でもできる!」という私たちの習性を逆に利用して、上手に貯金しちゃいましょう!

今回は、推しがいる人だからこそできる、『推し貯金』の方法を7つご紹介します。

その1「月謝袋で貯金する」

子供の頃、給食費や塾の月謝を納めるために使っていた「月謝袋」。(もしかしたら口座振替だったから知らないよ〜という若い人もいるかもしれませんが……)こんな袋、見たことないですか?

普通の月謝袋

この月謝袋で、推しに関する何らかの月謝を納めることにしましょう!
やり方は簡単です。月謝袋の上の部分に「◆◆代」「▲▲費用」といった名目を書き込みます。推しが学生なら「部費」、お稽古ごとをしているなら「月謝」、サラリーマンなら「給与」……だとちょっと高額な印象なので、もう少し金額が小さい「通勤手当」や「食事手当」なんていかがでしょうか。
ヒモ……いや自由人であることが推しのアイデンティティである場合、「生活費」「お小遣い」という名目がぴったりかもしれません。

封筒のどこかに「山田君」「鈴木殿」など、推しの名前を入れるとさらに効果UPです。

推しの名前入り月謝袋

こうして出来上がった月謝袋に、毎月決まった金額のお金を入れていきます。給料日に入金してしまうのがベストですよ!
入金した月の欄には日付を書いて、推しの名前か自分の印鑑を押しましょう。

この方法、簡単なのにびっくりするほどテンションが上がります。ちなみに月謝袋は、100均や文房具屋さん、Amazonなどの通販サイトで、100円前後で15枚〜入っているものを購入できます。

その2「推し仕様のおねだり貯金箱」

貯金箱に推しの写真やイラストを貼りつけ、推しらしいおねだりのセリフを吹き出しで追加しましょう。
想像してみてください。あなたのあの推しが、お金を欲しがるのはどんなときですか?

甘党の推しならスイーツ代、カフェ巡りが好きな推しならカフェ代、美容に気を遣う推しならサプリやコスメ代、筋トレ命の推しならプロテイン代、運動部の推しならシューズ代、ロードバイクに乗る推しならパーツ代、刀剣の推しなら負傷の手入れ代、ラップバトルする推しならマイクのメンテ代、……etc。

推しに欲しいと言われたら、「しょうがないなぁ♡」とお金を入れてしまうのがオタクというもの。
推しの写真やイラストの中で一番輝いているものを選ぶと効果抜群です。

跡部王国貯金箱

ちなみに、ポスターや自作イラストに切り込みを入れて、裏側に封筒をくっつけ、「オヒネリ」として渡している方もいるようです。

さらに、貯金するたびに録音した推しの声でリアクションしてくれる、こんな貯金箱もありますよ〜!

エレキット メッセージちょきん箱

その3「チケットホルダーに軍資金を準備」

観劇が趣味の方には、チケットホルダーを使った貯金もおすすめです。これは自分の将来のための貯金というより、推しの公演を観に行くための軍資金準備として活用できます。

推しが出演する舞台が決まった! しかも我が推し、今回めっちゃ良い役もらってる! そんなときには、その舞台専用のチケットホルダーを用意しましょう。
そして次の給料日が来たら、その公演のチケット代を、チケットホルダーにえいやっと入れてしまうのです。

要は「給料日に取り分けておく」「貯金額を天引きする」といった貯金法と同じシステムなのですが、目当ての公演のための専用チケットホルダーを用意するだけで、貯金への心理的なハードルが下がるばかりか、ウキウキした気持ちすら味わうことができます。チケット代をしっかり確保して、安心してチケ取り戦争に参戦しましょう。

なお、観劇したい回数が多すぎて、チケット代の合計が1か月分の給料を超えてしまう……という(非常によくある)ケースには、残念ながらこの方法だけでは対応しきれません。他の方法も併用して、普段からコツコツお金を準備しておきましょう。

その4「推しの財布を持つ」

推しのために誕生日ケーキやバレンタインチョコを用意したことのある人、手を挙げてー。はいいっぱいいますね、OK、OK。それと同じ感覚で、推しのためにお財布を用意してみましょう。

これは、いわゆるヒモ……自由人系の推しがいる夢女タイプの方や、推しにとにかく幸せでいてほしい夢おばあちゃんタイプの方に、ピッタリの貯金法です。
同棲している彼氏(推し)や、同居している孫(推し)のお財布が自分の家にあるのは、ごく自然なこと。推しの喜ぶ顔を想像しながら、そのお財布にこっそりお金を入れておいてあげましょう♡

コツは、推しが持ちそうなデザインのお財布を用意することです。二つ折りなのか、長財布なのか、高級ブランド製品なのか、ドンキで買ったマジックテープがビリビリ鳴るタイプなのか……そんな想像を膨らませながらお財布を選ぶと、臨場感が増して、結果に繋がりやすいですよ!

その5「推し用に口座を作る」

推し貯金をするための口座を、ひとつ新しく作りましょう。
自分の名義で通帳を作って、表紙に推しの名前を書いても良いのですが(文字が磁気部分に被らなければ問題ありません)、ここはひとつ、推し名義の口座を作ってみませんか?

べつに回し者ではないのですが、住信SBIネット銀行には「目的別口座」というサービスがあって、自分名義の口座1件につき、目的に応じた口座を最大5つまで作ることができます。これを利用すれば、推しの名前がついた口座を堂々と持つことができるのです。

推しの口座を作ったら、毎月決まった金額を「推しへの仕送り」「家賃支援」「月謝」……など、自由な理由で推しへと送金しましょう(もちろん実際には自分の口座にお金が蓄積されていくのですが、送金履歴や明細に推しの名前が載るのは、なんとも言えない喜びです)。

その6「推し専用つもり貯金」

一般的な貯金テクニックとしてもポピュラーな「つもり貯金」。何かをしたつもりになって、それを行った際にかかったであろう費用の額を貯金する、という方法です。
たとえば、「タクシーに乗ったつもりで660円貯金(実際には徒歩で済ませた)」とか、「ランチを外食したつもりで500円貯金(実際にはお弁当を作った)」とか。

これを、推し仕様の「つもり」領域にまで拡大してみましょう。たとえば、

・推しの出る舞台を見たつもり
・推しと水族館デートをしたつもり
・推しと焼き肉を食べたつもり
・推しが喧嘩で汚した制服をクリーニングに出したつもり
・推しを英霊の座から迎えたときのウェルカムケーキを作ったつもり

など、想像力を存分に活かして、あらゆる「つもり」になりきりましょう!

その7「1投稿100円!ツイート代を推しに支払う」

Twitterで推しがツイートしてくれる。ありがたいことですよね。
推しの最新情報も、今考えていることも、「きれいだな」と思って撮った空の写真も、「美味しいな」と思って撮ったラーメンも、すべて儚く、すべて尊い存在です。
そんな儚くも尊いツイートに対価を払わずして済むのでしょうか、否!

というわけで、推しが1回ツイートするごとに、自分で決めた金額を貯金箱に投入しましょう。
これはTwitterアカウントを持っている推し限定の方法ですが、1日に何度も投稿するタイプの推しなら、きついくらいに貯金が進みます。

1投稿ごとに支払う(貯金する)金額は、100円でも500円でも、そのとき財布の中にある小銭全部でもOKですが、無理のない範囲に設定してくださいね。
貯金箱に推しの顔を貼っておくと効果UPです。

まとめ

推し貯金で貯めたお金は、推しのためのグッズ代、チケット代、課金費用……といった用途の他に、自分へのご褒美に使うのも素敵です。
クリスマスや誕生日に、推しのお財布から自分へのプレゼントを購入しましょう。この上なく贅沢な喜びを味わうことができます

推しを楽しく応援し続けていくためにも、上手に貯金していきましょう!

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