推しが尊過ぎて泣いた

劇場で舞台を見終えたあと、感動や興奮を「誰かと分かち合いたい!」と思ったことはありませんか?

観劇は、一人でも充分楽しめる趣味ではありますが、気の合う友達と感想を分かち合うだけで楽しさがぐんと膨らむこともあります。好きな作品を一緒に見て、その感想を語り合える友達。そんな観劇友達とは、どこで知り合うことができるのでしょうか?

1.SNSで知り合う

役者、作品、観劇の感想といった話題をTwitterなどで追っていると、同じ対象に興味を持つ人と知り合う機会も増えていきます。
リプライやDMなどで会話するうちに仲良くなり、一緒に舞台を見に行く約束をして友達になる……といったパターンは多いもの。
ネット上で会話するうちに、ある程度気が合うかどうかが分かります。
気が合う相手となら劇場で顔を合わせてからも、お互い打ち解けた雰囲気でおしゃべりしやすそうですね。

2.もともとの友達を観劇に連れていく

もともと友達だった相手を観劇に連れていくというパターンも多いようです。
相手が舞台独特の雰囲気を気に入ってくれれば、観劇後のお喋りも弾みます。
ときには友達の方がすっかり舞台にハマってしまう……なんてこともしばしば。
「気がつけば、自分よりもたくさん劇場に通っていた」「いつのまにかファンクラブにまで入っていた」というケースも少なくありません。

チケットが余ってしまったときに誘っても良いのですが、友達の好きそうな作品やテーマ(歴史もの、新選組もの、スポーツものなど)を選んだり、テレビの特撮作品などで相手が興味を持った役者の出演舞台を選んだりと、何かしらとっかかりがある作品であれば楽しんでもらえる確率も上がります。

ただし、舞台のチケットは決して安くはありません。まとまったお金のかかることなので、無理に誘うのは厳禁です。たとえば職場の後輩やママ友など、自分に対して気軽に断ることが難しそうな相手を誘うときには、嫌々ながらお付き合いさせる形にならないよう充分注意が必要です。

3.友達にDVDやBlue-rayを見せる

観劇に連れていくより手軽な方法としては、舞台作品のDVDやBlue-rayを一緒に見るという手があります。
最近は個人の上映会に適したシアタールームが、カラオケボックスやネットカフェなどに急増中! 作品に興味がある友達を呼んで上映会を開催してみましょう。

お菓子を食べたりドリンクを飲んだりしながらみんなでワイワイ鑑賞するのは、普段劇場で見るのとはまた違った楽しさを味わえます。
映像を見たことがきっかけで「次は劇場で見てみたい」と興味を持ってくれることもあるかも。

4.友達からの紹介で出会う

友達の友達は、気が合う人であることも多いもの。
たまたま紹介された人が同じ作品のファンだったり、「Aちゃん、舞台が好きなんだよね。私の知り合いにも同じ舞台が好きな人がいて、なんだか気が合いそうだよ」と友達の見立てで紹介してくれたりと、友達経由で観劇仲間の輪が広がっていくパターンです。

もちろん同じ作品が好きだからといって気が合うことばかりではありませんが、話をするうちに意気投合するケースもやはりあります。
初対面でも、共通の友達が間に入ってくれることでぐっと緊張が和らぎますよ。

5.チケットのやり取りがきっかけで出会う

チケットの譲渡取引や同伴者募集をきっかけに、長く続く友情が芽生えることもあります。
観劇後に少し感想を語り合い、お互いに「気が合うなあ」と思えたら、今度は一緒にチケットを取って観劇してみるにも良いかもしれません。

6.ファンクラブやサークルで出会う

キャストや作品のファンクラブ、観劇好きの集まるサークルなどを通じて出会うパターンです。
ファンクラブやサークルのイベントにお互い一人で来ている場合、ちょっとした会話から自然と仲良くなり、一緒に舞台を見に行く仲になることも多いようです。

7.劇場で知り合う

隣の席の人に声をかけたり、グッズ交換の際に会話したり……といったきっかけで関係が始まり、プライベートでも遊びに行くような仲良しに発展するケースも意外とあります。
休憩中や観劇直後は、多くの人が「この感想を誰かと共有したい」と感じています。
そんなときにお互い「気が合いそうだな」と思える人に出会えたら、会話がはずむのも不思議ではありません。
劇場での出会いも立派な出会いの1つです。

劇場で隣の人に話しかける際には、いくつかコツがあります。
まず、話しかけやすい人を見極めること。たとえば、次のような人です。

・明らかに一人で見に来ている人

・笑いや感動のツボが似ている人(笑ったり泣いたりするタイミングが自分と似ている人)

・なんとなく話しかけやすい雰囲気を持った人

この「なんとなく」という感覚は、なかなか侮れません。
自分が話しかけにくいなと感じる人や、向こうがあまり話しかけてほしくなさそうな場合には、無理に声をかけるのはやめましょう。
当たり前ですが、一人でゆっくり観劇したい人もいます。
話しかけるときにはマナーを守り、向こうにその気がないのならそれ以上は踏み込まないよう気をつけましょう。

ちなみに実際のケースでは、最初に声をかけたきっかけはほんの些細なことだった、という場合が多いようです。
ペンライト同士がぶつかってしまって謝ったり、劇中のハプニングに思わず顔を見合わせてしまったり……といったことをきっかけに、「どなたかの(キャストの)ファンなんですか?」などの雑談から会話が弾み、意気投合した経験を持つ人はたくさんいます。

観劇友達を作る際の注意点

◆無理強いは絶対NG

劇場で声をかけるときも、友達を劇場へ誘うときも、無理強いは絶対にやめましょう。

◆観劇中のお喋りは厳禁

またもちろん観劇中のお喋りはNGです。
どれだけ内容に感動して会話をしたくなったとしても、休憩中か終演後までは我慢しましょう。

◆意気込みすぎず、気軽な雑談からが◎

どんな友達でもそうですが、最初に仲良くなるまでにはある程度時間がかかるものです。
観劇友達を作るときもそれは一緒。
意気込みすぎるとかえって向こうが引いてしまうこともありますから、「必ずしも仲良くなる必要はない」というつもりで、まずはその場限りの気軽な雑談をしてみましょう。

◆一人のときはSNSで情熱を発散

一人で観劇した直後に感動を持て余しているなら、SNSで熱く語ってみるのも手です。
同じような感想を持つ人と出会うきっかけになるかもしれません。

まとめ

「社会人は新しい友達が作りにくい」と言われていますが、観劇という趣味は出会いの数を増やしてくれます。
焦らずにゆっくりと、自然と話が弾むような気の合う相手を見つけましょう。

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