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忍たま乱太郎。
NHKにて18:10から10分間放送している国民的アニメです。

原作は「落第忍者乱太郎」という朝日小学生新聞に掲載されている新聞漫画で、2019年9月30日、落第忍者乱太郎略して「落乱」の連載終了、最終巻65巻の発売日が発表され、各メディアに取り上げられました。

実はそのNHKの国民的アニメにも2.5次元ミュージカルがあります。

そしてその経歴を見てみるとここ最近の舞台ブームにのったわけではなく、第一弾の初演は2010年と、2.5次元舞台の走りの作品でもありました。
そんな「ミュージカル忍たま乱太郎」通称「忍ミュ」は今年2019年で10年目の「第十弾」を迎えました。そんな忍ミュの歴史と魅力をこれから迎える十弾再演に向けておさらいしていきましょう。

ミュージカル「忍たま乱太郎」

第一弾の初演が2010年に上演され、その後同年7月に再演が行われました。
この第一弾から現在の第十弾まで、初演は1月、再演は7月というスタイルで忍ミュは続いています。(十弾のみ時期がずれ込み3月と10月)

六弾以降からは「学園祭」なる音楽に特化したライブステージも行っています。
詳しくは以下の項目で書きますのでそちらをご参照ください。

忍ミュってどんなミュージカル?

ジャンルとしては「アクションミュージカル」であり、特撮などでスタント、スーツアクターとして活躍しているJAE(ジャパンアクションエンタープライズ)が舞台のアクション指導をしており、とても本格的なアクションミュージカルとなっています。
一癖も二癖もあるモブとはいえないモブ敵忍者のドクタケもほとんどがJAEメンバーで構成されており、全体のアクション監督は山田伝蔵役の今井靖彦さんが担当しています。
キャットウォークからのスライダー降下、落下スタントを本役者がやったりと、とてつもない迫力の舞台が作られています。

主人公は乱太郎・・・ではなく、乱太郎たちの先輩にあたる上級生(忍術学園の四年生、五年生、六年生)がメインになったオリジナル脚本の舞台。
特に六年生は原作、アニメでもイケメンかっこいい先輩として人気が高く、若手のイケメン2.5次元俳優たちがキャラクターをそれぞれ担当しています。

これまでの主な役者を公演ごとに並べますと、以下のような感じになります。

第一弾「がんばれ六年生!」
    片岡信和、橋本淳、桑野晃輔
第二弾「予算会議でモメでます!」
    土屋シオン、林明寛、椎名鯛造
第三弾「山賊砦に潜入せよ」
    松田岳、山崎大輝、才川コージ
第四弾「最恐計画を暴き出せ!」
    佐藤流司、安達勇人、鷲尾修斗
第五弾「新たなる敵!」
    荒牧慶彦、早乙女じょうじ、宮崎翔太
第六弾「凶悪なる幻影!」
    海老澤健次、鐘ヶ江洸、北園涼
第七弾「水軍砦三つ巴の戦い!」
    反橋宗一郎、秋沢健太朗、橘龍丸
第八弾「がんばれ五年生!技あり、術あり、初忍務!」
    山木透、佐藤智広、栗原大河 
第九弾「忍術学園陥落!夢のまた夢!?」
    吉田翔吾、久下恭平、進藤学
第十弾「これぞ忍者の大運動会だ!」
    高畑岬、樋口裕太、渡辺和貴(樋口渡辺は第五弾以来の復活キャスト)

こうして振り返ってみると、結構なキャストが揃っていることが分かります。
しかしこれは彼らが名を売る前に出演していたものですから、今DVD映像を見てみると「まだまだ初々しいなあ・・・」という少しレアな気持ちに慣れるのでオススメです。

第八弾、第九弾では六年生メインの話から一時「五年生」がメインの話になり、年齢がひとつ下がったこともあってか、さらに駆け出しの若手俳優が起用され、今後の活躍が期待できる役者さんが出てきました。

そして記念すべきナンバーの十弾ではスタッフを一新し、キャストも一部入れ替え、さらには第五弾以来の出演となる樋口裕太、渡辺和貴の出演も決まり、新たな体制でスタートしました。

忍たま乱太郎といえば「NHKの番組だから子供向けな内容なのでは?」と思うかもしれませんが、前述したとおりアクションバリバリのダイナミックな舞台に加え、ところどころにギャグを盛り込みつつ、大人の楽しめる物語の深さや、敵忍軍との熾烈な戦い、シリアスな展開が口をあけて待っています。涙必至です。

しかし泣いたままで終わらせてくれないのも忍たま乱太郎。
終わった後には「アナザーストーリー」というスピンオフ超短編が上演されることが最近ではお決まりになっています。
全ての公演についているわけではないので、是非、アナザーストーリーがある日の公演を選んで観にいってみてください。オススメです。

ミュージカル忍たま乱太郎「忍術学園 学園祭」

忍術学園学園祭、とは!
もとは第六弾が行われた2015年に、200回公演記念に行われた音楽に特化した記念コンサートのことです。

そこから、初演再演が終わった後の10月に学園祭が上演されるというスタイルが定番となりました。
現キャストやゲストに迎えられた歴代キャストが、これまでの楽曲を歌い上げ、これまでの公演を振り返っていきます。

オープニングアクトとして今までにない振り付けや芝居が入ることもあり、新しいものも常に取り入れてくれます。
学園祭は音楽コンサートと言うこともあり、「うちわ」「ペンライト」などの応援グッズの使用が可能で、劇中で使われた楽曲たちにもコールアンドレスポンスの部分が作られ、大盛り上がりのイベントです。
毎年舞浜アンフィシアターで上演されており、ここ最近では東京や大阪でも行うようになってきました。
当初はチケット当選した人がまったく見当たらない「幻の公演」とまで言わしめた学園祭も、今では東京大阪に公演が増えたことによって、多くの人が楽しめているようです。

まとめ

さて、そんな10月を迎えた今、忍ミュは第十弾の再演を2週間後に控えています。
原作コミックも最終巻の刊行が発表され、舞台のチケット発券も可能になってきました。いよいよ再演の幕があがります。
スタッフ、一部新しくなったキャスト、二度目のキャストがどのように板を踏むのか今からとても楽しみですね。
記念すべき第十弾再演、みなさんで盛り上がりましょう!

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