劇場

好きな作品の舞台化をきっかけに、それまで舞台に興味のなかった人が2.5次元舞台にハマったという話はよく耳にします。
今回は、初めて舞台観劇をする人に知っておいてほしい観劇マナーや、2.5次元作品ならではのルールをご紹介します。

観劇ってどうしたらいいの?舞台観劇のいろは

1)携帯電話の電源を切る
2)上演中のおしゃべりは禁止
3)前のめりにならない

2.5次元作品に限らず、一般的な舞台観劇において守らなくてはいけない基本中の基本のマナーがこの3つです。
それでは1つずつみていきましょう。


1)携帯電話の電源を切る

マナーモードや機内モードではなく、必ず電源を切ってください!
音が鳴っていなくても、なにかの拍子に画面が光ることもあります。隣の人のカバンの中で画面がチカチカ光って光が漏れていたら、目障りだな~と気になってしまいませんか?
舞台を観ていたら携帯電話をいじる必要もいじる暇もないので、鳴らしたり光らせてしまって舞台を台無しにするリスクを避けるためにも切ってしまいましょう。

また、劇場内は例外を除いて撮影禁止です。上演中はもちろんですが、その前後の誰も立っていないステージも本来は撮影禁止です。
よくセットなどを撮影している人を見かけますが、あれはNGなのでご注意を!


2)上演中のおしゃべりは禁止

上演中は私語厳禁です。
笑えるシーンでリアクションとして自然に笑って声を出すのはもちろんOKですが、その際に手を叩いて笑ったり身体を大きく揺らしたりするのは、周りの人の迷惑になるので気をつけたいところ。

2.5次元舞台で多いのが、原作での推しキャラの決め台詞などにときめいて、思わず声を出してしまっているパターンです。
「やばい」「尊い」など思わず呟いてしまう気持ちも分かりますが、そこは劇場。
観劇中は感極まったとしても、ひとりごとを垂れ流さないように気を引き締めておく必要があります。

同様に、お友達とのおしゃべりも厳禁。ついその場で萌えを共有したくなる欲求はぐっと我慢して、終演後に劇場を出てから感想を言い合うようにしましょう。
作品によってはコールアンドレスポンスを求めたり、客席に声をだすように煽るものもあります。
そういう作品も、声出しOKパート以外のおしゃべりはNGです。


3)前のめりにならない

自分が見やすくなるからといって、前のめりでの観劇は禁止です。
前のめりになったり身体を揺らしたりすると、横や後ろの観客の視界を邪魔することになります。
背もたれに背中をつけた状態をキープしましょう。

視界の邪魔という点では、帽子や髪型にも注意が必要です。帽子は上演前に取るのが基本。
髪型は、派手に盛ったりサイドに大振りなリボンをつけたりすると、後ろの人の邪魔になることがあるので、控えめなヘアスタイルを心がると間違いがありません。

2.5次元舞台あるある、客降り・ファンサでのNG行為は?

2.5次元舞台では、キャストがステージから降りて客席通路でパフォーマンスをしたりファンサービスをする作品もあります。
席によっては、至近距離でキャストを拝めるチャンスです。

間近にキャストが来ると舞い上がってしまいますが、興奮のあまり無理に触れたり通路側に飛び出したりするのはNGです。
キャストが前後でハイタッチをしていれば、流れに乗って手を出してもOKですが、その際もキャストの動きを邪魔しないようにしましょう。
作品によっては、狭い通路をキャストがダッシュで駆け抜けます。キャストの安全のためにも、自分の席からははみ出さないように注意が必要です。

応援グッズOKとNGの境目は?

公式のアナウンスに従うのが基本です。
積極的に応援グッズの持ち込みを呼びかける作品もあれば、物販で販売している応援グッズ以外はNGという作品もあります。
作品の公式サイトのQ&Aには、応援グッズに関する規定が書いてあることがほとんどです。記載がある場合は、個数や大きさ、グッズの種類などを守るように用意しましょう。
あとは観劇レポをSNSなどで探してみたり、すでにその作品を観た人に聞いてみましょう。
応援グッズの利用率や使うタイミングについて事前に知っていると、劇場で慌てずに済むのでおすすめです。

まとめ

舞台はナマモノです。同じ作品でも、演じ方やアドリブの差異があるので、その回の内容はその回でしか観られません。
観劇マナーを守らない人がいると、そのたった一度の舞台を台無しにしてしまいます。
観劇マナーを守って楽しい観劇ライフをおくりましょう!

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