シリーズ
公演日程
2022年9月13日-15日 昭和女子大学人見記念講堂
2022年9月16日 和光市民文化センター
2022年9月19日 千葉市民会館
2022年9月21日 仙台電力ホール
2022年9月22日 山形市民会館 大ホール
2022年9月25日 ホクト文化ホール 中ホール
2022年9月27日 越前市文化センター 大ホール
2022年9月29日 柿安シティホール(桑名市民会館)
2022年10月3日 広島JMSアステールプラザ 大ホール
2022年10月5日 あわぎんホール
2022年10月7日-8日 箕面市立文化芸能劇場 大ホール
2022年10月11日-12日 レクザムホール(香川県県民ホール) 大ホール
キャスト
にっかり青江 : 荒木宏文
2023年1月17日 at 2:07 AM
荒木宏文さん演じるにっかり青江が本当の強さを得るまでの軌跡を描いています。
目を見張るのがその名の通りにっかり青江しか居ないのに、不思議と本丸の皆や町の住人がそこに居るかの様な錯覚を受ける事です。
にっかり青江がそれぞれの仲間に話しかけるシーンは名前を言っていないのに相手が誰なのかすぐに分かります。
台詞の巧みさは勿論荒木さんの演技力によりそれぞれの仲間に対する接し方の違いが表れていて流石だなぁと感じました。
そして最も注目すべきはにっかり青江と女幽霊との掛け合いです。
目まぐるしくにっかり青江と女幽霊とが入れ替わる場面は舞台上は1人でも確実に2人いました。
瞬時に2人のキャラを演じ分ける荒木さんの演技は鬼気迫るものがあり、にっかり青江の苦悩が伝わり見ているこちらの胸も締め付けられます。
やがて自分なりの答えを見つけたにっかり青江ですが、ずっとその成長を見守っていたのが女幽霊です。
女幽霊は最初こそにっかり青江を苦しめる様な印象を受けましたが実は終始優しく導いてくれていたのだなと合点が行き胸が温かくなります。
クライマックスでは一回り大きくなり晴れ晴れとした表情のにっかり青江に頼もしさと喜びを感じる締めくくりです。
にっかり青江の新たなる魅力を惜しみなく出してくれる素晴らしい舞台でした。