大平峻也

2.5次元俳優にはカッコいい方ばかりではなく女の子のように可愛い俳優も多くいますね。
その中でも、筆者が特に推しているのが…大平峻也さんです。

2015年のミュージカル「刀剣乱舞」(トライアル公演)の今剣役を経て人気もどんどん急上昇中です。
今回は、大平峻也さんについて語ってみたいと思います。

ミュージカル「刀剣乱舞」の今剣役で注目された大平駿也の魅力とは?

人気オンラインゲーム「刀剣乱舞」が原作なのは、皆さんご存じですよね。
今剣のイメージと言えば「可愛い」「無邪気」だと思います。
大平さんはこのキャラクターを、いったいどのように演じていたのでしょうか。

2.5次元作品の原作は主にアニメやマンガであり、キャラクター設定が決まっているので、舞台上で演じるキャストもそれを忠実に再現しようと努力します。
一方で、刀剣乱舞についてはゲームキャラクターという点で容姿や声、セリフはあるものの、しっかりした性格や設定がありません。
ですから、キャラクターを演じる俳優の努力は半端ないのです。

トライアル公演前にはキャラクター設定がなかった! どう演じる?

刀剣男士を演じる俳優の多くは、刀そのものや歴史上のイメージで、役作りをしたようです。

例えば、三日月宗近役の黒羽麻璃央さんは「平安時代の刀」というキーワードから、映画「陰陽師」を観たり平安時代の歴史について勉強し所作をイメージしたそうです。
大平さんは…今剣は「源義経の守刀」であるため、歴史背景や義経について勉強したとインタビューで答えています。
また、公園で小さな子ども達と一緒に遊んだりして「子供心」を学んだそうです。
役作りとして真剣に取り組んでいるのでしょうが、そんなエピソードを聞くと、なんだか微笑ましいですね。

ステージ上の今剣を目で追うのが大変?!

2015年初演のミュージカル「刀剣乱舞」から、今剣の登場は3つの演目(トライアル公演・阿津賀志山異聞、つはもどがゆめのあと、阿津賀志山異聞in巴里・東京凱旋)があります。
その中でも特にトライアル公演での演技が可愛いかったなぁと筆者は思っています。

この時点では、キャラクター設定がゲームキャラクターのセリフと容姿だけだった事もあり、今剣は「可愛い」というイメージで演じていたのだと思います。
ステージ上でも常に走り回ったり飛び跳ねたりと、他の刀剣男士に比べると動きが多いです。
大平さん自身も運動神経抜群なので、高いところから飛び降りたり(武蔵坊弁慶の薙刀であったとされている)、岩融(佐伯大地さん)の肩に軽々と飛び乗るような場面もありました。

阿津賀志山異聞in巴里公演での演技で一回り成長

先程からお伝えしていますが、今剣というキャラクターは「可愛い」イメージが強いですよね。
ですが、2018年の「阿津賀志山異聞in巴里」では、その印象も少し変わってきていました。

阿津賀志山異聞のトライアル・本公演から約2年の年月を経て新たにリメイクされた本作において、演出家の茅野イサムさんは役者のレベルを上げるために、かなり高い演技力を役者一人一人に求めました。

例えば、ストーリーの中心となる「源義経の死」を巡って今剣が葛藤する場面です。
稽古風景をドキュメンタリーで視聴しましたが、「可愛いく(セリフを)言わない!」と茅野さんが大平さんに何度も指導している場面が印象的でした。
これは、時間遡行軍によって愛する元主である源義経をバケモノにさせられた怒りから、今剣が本気で怒りを爆発させて、本来以上の力を出すという演出だったためです。

確かに、この場面はとても見応えがありました。
まだどちらか片方しか見ていない方は、是非両方を見て、それぞれの演技を比較してみるのも面白いかもしれませんね。

2.5次元への一歩はあの作品だった!

大平さんは物心ついた時から芸能界への憧れを持っていたそうです。
13歳になる頃から芸能活動を始めドラマなどに出演しています。
2011年にある作品の出演をきっかけに、舞台作品を中心に活躍するようになりました。

ミュージカル「テニスの王子さま」2ndシリーズ・青春学園の新一年加藤勝郎との出逢い

子役としてさまざまなドラマに出演していた大平さんでしたが、ミュージカル「テニスの王子さま」2ndシリーズの出演が2.5次元との初めての出逢いとなります。
青春学園通称青学の新一年生トリオの一人、加藤勝郎として舞台に立ちました。

他のキャストとは違い、フレッシュさと可愛らしさを求められる役どころです。
テニミュのオーデションではキャストとキャラクターのイメージが一致しているかが重要となります。
つまり、加藤勝郎と大平さんのイメージがピッタリと一致した…フレッシュで可愛いらしいという事が、このキャスティングに繋がったということでしょう。

テニミュのキャストたちはテニス合宿やダンス・歌のレッスンと多くの努力が必要となります。
本格的な歌のレッスンを受ける中、思うように音程が取れない…など苦労した太平さんは、新一年トリオの仲間や青学のキャストに支えられながら壁を越えていきます。

勝郎くんのバースディを大切に思う心に胸キュン

3月2日は大平さんが演じた加藤勝郎くんのバースデイなのは、テニミュファンならば知っていますよね。
テニミュに出演した多くのキャストはテニミュを卒業しても、自らが演じたキャラクターの誕生日には、キャラクターへのお祝いメッセージをツイッターなどで呟いたりしています。

大平さんのツイッターにも勝郎くんへのお祝いメッセージと共に、感謝の言葉が添えられていました。
「君のおかげで今も僕はこうして舞台の上にいます。」…なんて胸キュンなメッセージなんでしょう。
確かに、加藤勝郎というキャラクターを2年演じ仲間との絆を深めた事で、以降も舞台で活躍している大平さんを見ると、筆者も、勝郎くんへの感謝の想いがいっぱいになります。

2018年紅白歌合戦出場!女の子に間違えられる?!

平成最後となるNHK紅白歌合戦に、2.5次元ミュージカル「刀剣乱舞」が応援枠で出場したのは大きな話題になりましたね。
総勢19振りの刀剣男士の中には、もちろん今剣役を演じている大平さんの姿もありました。

紅白歌合戦の出場決定の知らせは記者会見当日の朝だった!

今回、紅白歌合戦が初出場となる刀剣男士6振りに、各事務所から知らせが入ったのは、NHK紅白歌合戦初出場者記者会見の当日の朝だったそうです。
前日までに組まれていたスケジュールを変更し、急きょ東京へ戻ったキャストもいたそうなので、かなり厳重に事が進んでいた事が伺われます。

記者会見前に6名の俳優達は各々の刀剣男士の風貌に扮し控え室へと移動しました。
今剣の足元は一本下駄です。
バランスを崩し転倒してしまうアクシデントもありましたが、それもなんだか可愛く見えてしまうのが大平さんだからこそだと感じてしまいました。
また、異様な緊張感が漂う控え室内では、初出場者同士の交流もあり、純烈のメンバーから今剣が女の子と間違われれてしまうというハプニングも起きました。
今剣役の大平さんの行動やしぐさ・容姿は本当に可愛らしいですし、間違われてしまうのも納得です。

歌唱力も抜群・アーティストとしての活動再開を望むファンも多い

皆さんは、舞台やミュージカルでのオーディションがどんな風に行われているのかご存知でしょうか?
詳しく分からない部分も多いですが、先日ミュージカル「刀剣乱舞」のオーディションの内容を、佐藤流司さんが話していました。

ミュージカル「刀剣乱舞」は歌唱力も大切な要素だった

刀剣乱舞は、一つの原作(オンラインゲーム)をストレートの舞台とミュージカルという、二つのジャンルで展開されています。
ミュージカル「刀剣乱舞」ではキャラクターである刀剣男士とそれを演じる俳優の本質が一致するか? が重要なオーディション基準になっているそうです。
例えば、加州清光はとにかく「華」を持つキャラクターですし、今剣は「自然な無邪気さ」が必要になります。

それだけではなく殺陣やダンスの審査もあり、最終的には歌唱力も重要になっていたそうです。
それは、1部に芝居・2部にライブという構成であるため、2部でのライブで観客を魅了できる歌唱力が無いといけないという、とてもハードルの高いオーディションであったと佐藤さんは明かしています。
トライアル公演で初演に出演している6名の俳優は、ある程度の歌唱力のレベルがあり、公演を重ねる度に成長しています。

ソロ曲「きらきら」は意外と難しい楽曲

出始めの音がかなり低いです。
徐々に音が高音になっていきますし、途中には今剣らしい笑い声まで入れて歌い上げる楽曲になっています。
楽曲そのものは短いのですが、舞台上ではこれを、ステージの端から端まで走りながら歌います。
体感と腹式呼吸がしっかり行えない状態では、とても歌いきれないような難易度の高い楽曲でしょう。

元ロードオブメジャーの松本賢一とのユニットShoe3s(仮)でアーティスト活動

2016年から元ロードオブメジャーのベースシストとユニットを組みました。
大平さんはもともと歌唱力もあり、声もファンから定評があり、東京・大阪・名古屋などの都市でのライブツアーを行うなど精力的に音楽活動をしていました。

ところが残念な事に、その音楽活動も2018年6月のファイナルライブを最後に活動休止が発表されてしまいました。
活動休止…という事はいつかまた活動再開してくれると、ファンも期待しその日を楽しみに待っています。

まとめ

今回は2.5次元の中でも可愛いと評判で、筆者も推している大平峻也さんについてお伝えしてきました。
代表作ミュージカル「刀剣乱舞」の今剣を始め、大平さんの演じるキャラクターは可愛いものが多いですね。
男性役だけに留まらずミュージカル「しゃばけ」では鈴彦姫という女性の役も演じた事や、ツイッターで双子の姉を登場させるなど(一人二役で合成した写真を使用したと思われる)で話題が尽きない大平さんです。
今後も俳優業だけではなく幅広い活躍を期待したい俳優さんの一人です。

大平峻也 | kirakira俳優ちゃんネット

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