用語辞典

オタクは、そのジャンルごとに専門用語のような独特な言い回しをすることがよくあります。
若手俳優オタク界隈で使われる言葉は、アイドル現場から流れてきたものがほとんどですが、独自のニュアンスを含んでいる場合も。
ファンが当たり前のように使っている言葉がいくつかあるので、今回はその代表的なものを解説していきます!

若手俳優オタク用語

推し(おし)、~厨(ちゅう)、~担(たん)
その人を応援しているオタクのことを指す言葉です。
それぞれの言葉の前に俳優の名前をつけることで、「その人のオタク」という意味になります。
どれも同じ意味なので厳密な使い分けはありませんが、若手俳優オタクの場合、自己紹介では「~推しです」と推しを使うことが多いかもしれません。
TO(ティーオー)
トップオタクの意味。
その人を応援しているオタクのなかで一番強いという意味ですが、なにを基準に”強い”とするかは人それぞれです。
舞台や現場に通っている回数なのか、プレゼントなどを含め俳優にかけた金額なのか、応援している歴なのか。
自称TOや、他のおたくから見たTOなども存在しており、基準が曖昧なので一概に”この人がTO”と断言しづらい存在です。
オキニ
お気に入りの意味。
俳優がオタクのなかで一番気に入っている人のことを指します。
誰がオキニかを名言する俳優はいないので、ファンサ対応の違いや、接触イベントでの会話などから推測するしかありません。
オキラ
オキニの反語にあたる言葉で、俳優に嫌われているオタクのことです。
こちらもオキニ同様に推測するしかありません。
オキニにはなれなくても、せめてオキラにはなりたくない。
そういう思いでオタクをしている人も多いのではないでしょうか。
接触イベントで塩対応されてしまったて落ち込んだ際に、「私オキラかも」といった感じで使う言葉です。
ガッツ
ガッツのある応援をしている状態や、そういうファンのことを指します。
たとえば舞台は良席で全通したり、ブロマイドを10センチ分積んだり、地方公演も欠かさず遠征したり。
ガッツも明確な基準がないので、どこまでやればガッツなのか、誰がガッツなのかを定義しづらい存在です。
厄介
文字通り厄介なオタクのことです。
観劇マナーやルールを守らず、他のオタクから煙たがられる存在です。
また、接触の際などに俳優本人を困らせるような言動を取るオタクも、厄介だと認定されることがあります。
DD
誰でも大好き(Daredemo Daisuki)の頭文字を取ったもので、文字通りの意味となります。
推しが1人ではなく複数人いるオタクのこと。
自らDDと名乗ってオタクをしている場合にも使いますが、「あの人もこの人も推せる」といった気の多いオタクに向けて、単推しのオタクが侮蔑的に使う場合もあります。
おまいつ
おまえいつもいるな、の意味で、現場に行くといつもいる人のことを指す言葉です。
舞台やイベントに行くと毎回同じ顔ぶれしかいないことを表現するときにも、「今日もおまいつだけだった」のように使ったりもします。
舞台を中心に活動する若手俳優のオタクは、爆発的人気を誇る売れっ子俳優以外はそう母数が多くありません。
そのため、毎回足を運ぶ顔ぶれは次第に固定されていくため、おまいつという言葉もよく耳にします。
茶の間
現場に足を運ばないファンのことを指します。
舞台のDVDや配信を家で楽しんだり、SNSをチェックしてリプライはするけど、劇場にはほとんど行かない人のことです。
降りる
その人のオタクを辞めるときに使う言葉です。
ある人から降りて、別の人のオタクになるときは「推し変(おしへん)」すると言います。
また、降りるかもと散々騒いでおきながら実際には降りない、なんていうことも。
こういう場合は、「降りる降りる詐欺」と言われたりします。

まとめ

若手俳優のオタクをしているとどこかで聞くであろう言葉を厳選してまとめてみました!
今回紹介したような言葉を自然と使っている頃には、もうあなたも立派な若手俳優オタク。
無理のない範囲で、でも後悔のないように素敵なオタクライフを楽しんでください!

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